水口曳山まつり ①

大津祭りファン倶楽部
      境内に勢揃いした曳山

「祭り?。やってるよ。神社に行ってごらん」。

 

4月20日(水)の午後。天気は晴れ。祭りには格好の日よりだ。こうしたイベントのある日は交通規制があるため、私は大型商業施設の駐車場を利用し、現地まで歩くことにした。冒頭の声は地元通行人の返答だ。

 

歩くこと15分。途中、水口城跡にも立ち寄りながら、お散歩気分で会場に到着。神社近くの公園内や、松の木がずらりと並ぶ神社の鳥居前の参道には、お好み焼き、クロワッサン、唐揚げなど、祭りや縁日でのお決まりの屋台が、多く並んでいた。会場は多くの人でにぎわっていて、お囃子が聞こえるので気分は次第に高揚してくる。「祭りはいいなあ」。

 

地元の人のお話しでは、水口町には現在16基の曳山があり、毎年交代で数基が渡行し、神社に奉納されるという。今年の出番町は大原町、田町・片町、池田町、天神町の4基だ。お昼ごろには、お囃子を奏でる若衆らが乗った曳山が全て水口神社に勢ぞろいした。