伏水蔵を見学する

   伏水蔵のレストラン(黄桜HPより)
   伏水蔵のレストラン(黄桜HPより)

ここは京阪本線中書島駅。まだ夏の暑さが残る9月の半ばだ。清酒大手の黄桜(京都市伏見区)が本社敷地内に、清酒や地ビールの醸造工程を見学できる施設を新しく開設したので見学に行った。

 

施設の名前は「伏水蔵(ふしみぐら)」だ。京都市内に住む友人を誘ったところ快諾を得たので、この駅で待ち合わせとなった。約束の時間より早く到着し、時間には余裕があった。

 

駅員に聞いてみた。「伏水蔵行きのバス乗り場をご存知ですか?」「知りませんね」。駅近くの酒店主に聞いてみた。「名前は聞いたことあるけど、バスは知らないね」。私は少し不安になった。その時友人が到着した。「こっちですよ」。

 

友人によれば、事前に見学予約をすると、無料送迎バスの案内をしてくれるそうだ。これなら安心して飲める(笑)。バスに乗車してほどなく施設に到着。

 

1階の受付で少し待った後、案内嬢に2階へ通された。ここはガイダンスシアターとなっていて、黄桜の日本酒・地ビール造りの行程が上映された。その後、見学順路に沿って5階へエレベーターであがる。ここでは酒造米の特徴や麹菌、酵母の働きなどが展示紹介されている。吟醸蔵の見学通路では酒造り行程を見る。4階では地ビールの展示紹介と、地ビールの充填工程を見学。さらに3階へ下りる。ここでは黄桜のキャラクター・カッパや、代表製品の誕生エピソードなどを知る。2階へ下りると地ビール醸造工程が見学できる。

 

いよいよ期待のレストラン&ショップのエリアだ。2階のこのコーナーでは、できたての日本酒や地ビールと日本料理が楽しめる。見学時間を考えないと、ラストオーダーの制限に悩むことになる。私たちは残された時間内で、「お総菜の3種盛り」「唐揚げ」などをビールで美味しくいただいた。

 

見学ガイドにはこんな但し書きがある。「ご来場日時により、稼働していない場合もございます」。私たちは正にこの時間帯に遭遇し、残念な思いで施設を後にしたのだった(笑)。