建部大社の節分祭

     「福は内、鬼は外」
     「福は内、鬼は外」

「きょうはいっぱい福をお持ち帰りください」。そんなアナウンスが会場に響く。

 

2月3日。今日は建部大社の節分・豆まき神事だ。天気はあいにくの曇り空で、雨が降るかも知れない。明日は立春なので暦の上では春になる。

 

JR石山駅で下車。帝産バスと近江バスの乗り場に向かったけれど、目的の「建部大社前」方面行きのバスは暫くないことを知った。「よし歩こう」。20分ほど歩いただろか。お昼過ぎに会場に着いた。

 

伝えられるところによれば、当社は近江国の一之宮として朝野の崇敬もあつく、長い歴史と由緒を持つ全国屈指の古社だ。平家物語には源頼朝が祈願成就の神慮に対し、幾多の神宝と神領を寄進して奉賽の誠を尽くしたと記されているほどだ。あたりは神領(じんりょう)との地名も。

 

豆まき会場は混雑を考慮して「子供向け」「一般向け」「お年寄り向け」に分けている。甘酒・御神酒の無料接待所には既に行列も。定刻に豆まきがスタートした。大津祭の粽投げを想起する。参加者はいっせいに両手をあげて福袋を受け止める。地面に落下した袋にも争奪戦が。ついに私も「招福豆」の小袋をゲット。

 

こうして楽しく過ごした後、境内をぶらり散歩。稲荷神社(招福繁栄の神)と大野神社(縁結びの神)の前に。私は迷うことなく大野神社へ参拝。「なんでそこなの?」と突っ込みが予想されそうだが、それは内緒にします。(笑)

 

13時からの「伊勢神楽奉納」については、別途ブログ日記をご覧ください。